Xzibit / Restless |
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Xzibitにとって2作目となる"Restless"だが、本人はDre中心のいわゆる西海岸の人になっていて、そこが前作と違うところ。そのDreがExecutive
Producer(曲自体のProduce自体は3曲)になっていて、彼の仲間達も多く参加しているため、Dre色の強いアルバムになっている。内容的には、ループのきまったTrackが多く、もちろんXzibitのダミ太なMCも巣晴らしく、今のウエストサイドの好調さをよく表している。 |
Lil Wayne / Lights Out |
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Lil Wayneは、Dirty Southなんて言われている中南部のRapperで、若干18才ながらこのアルバムは2枚目。いまいち一本芯の通らないRapに好き嫌いが分かれそうだが、実物はもっと太い声らしい。おなじみのMannie
FreshによるProduceはさすがの一言で、猥雑な雰囲気をベースにバリエーションに富み、かつ先鋭的ともいえるサウンドを作り上げている。 |
Nelly / Country Grammar |
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セントルイス出身ということで、今勢のいいの中西部のhip-hopを代表するNellyの2000年の作品。なんと言っても特徴は、そのメロディアスなRap。歌そのものといってもいいようなTrackも多く、ポピュラリティを得たのもそのへんによるものではないか。TracK的には低音を効かせたファンクでとってものりがよく、これもまた中西部的。ユニゾンぽいrapが一歩間違えばなんだけど、よしとしよう。 |
Charlie Wilson / Bridging The Gap |
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Gap BandのLead Vocalなので、芸歴は20年を超える、そういう意味では大ベテランであるCarlie Wilsonの8年振りソロ2作目。とはいってもAngie
StoneやSnoopなどを起用してることからもわかるように音的にも現代的なソウルアルバムとなっている。スロー中心にアップ,ミディアムをとりまぜているが、やはり最大の魅力はVocal。余裕と粋を感じさせてくれている。13track目の6分過ぎから隠しtrackが始まる。 |
Lyricist Lounge Vol.2 |
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NYにある同名のクラブでのライブをスタジオで再現してレコーディングしたコンピレーションもの。で、これはその2作目。前作に比べるとArtist,
Producerとも一層豪華になっていて安定した内容。アルバムの主旨上、こった作りのTraclkは無いが、東海岸勢の今を伝えてくれるている。38Track目が隠しTrackとなっている。 |
Musiq Soulchild / Aijuswanaseing |
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フィラデルフィア出身、23才、Musiq Soulchildのデビュー作。最近ではD'angelo,古くは70年代Soulを彷彿させるメロウでゆったりとしたTrackが続く。Jill
ScottをてがけたA Touch Of Jazzを中心としたProduceなので、そんなことからも曲調を想像できるのではないか。声色も暖かくぬくもりが有り、とにかく今のところ今年で一番気に入ってます。 |
Moodymann / Forevernevermore |
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デトロイトハウスの変人"Moodymann"の3作目。様々な黒人音楽(jazz, funk, africa, house)を適当にかき混ぜて作り上げたような作品だが、絶妙なグルーブ感を醸し出しているが、そこにはねじれもプラスされていてそこが変人たる所以。最後にブランクの2Trackをはさんで隠しTrackがある。 |
Chante Moore / Exposed |
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前作から約一年振りのChante Mooreの新作。サウンド的にはトレンドを押えつつアップテンポな曲から, ミディアム, スローなしっとり系まで幅広い品揃え。声質的にはしっかりしてはいるが押し付けがましくなくセクシー度も含んでGood。プロモにも現れるJ
Dupriをはじめ多くのProducerを迎えているが、非常に安定した作品。欲を言えば、シングルカットされた1i以外にも2-3曲ほど”これだ”という曲が欲しかったところ。Enhanced
CDになっていて、"Straight Up"のプロモとメイキングビデオが楽しめる。 |
Snoop Dogg / Tha Last Meal |
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"Last Meal"ということでNo Limitでの最後の作品。最終曲でも,"Miss Me"と唄っている。基本的には西海岸中心のProducerの人選で、相変わらずP-Funkのり。Prince的なのも一曲。Dreはもちろん、久々のTimbalandなどみんな良い仕事をしている。多くのTrackでFeatureされているKokaneのVocakも一筋縄ではいかない。Back
Trackもキャッチーなので誰にでもすすめちゃいます。 |
Finley Quaye / Vanguard |
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Finley Quayeはガーナ人とスコットランド人のハーフなので、UKブラックと一括りにしてよいのかわからないが、まあそんな感じの人です。Trickyと親戚ということと、CDのジャケット写真からみて、小洒落た音楽を演るのかと思っていたけど、全編アコースティックでアーシーな要素を取り入れたTrackが多くて、良い意味で予想を裏切ってくれた。レゲエ、ダブ、ポエトリ-ディング、ストレートなロック,トリップポップなど曲調もバラエティ富んでいてなかなか面白い。語り口がなんとなくBob
Dylanに似ていると感じるのは気のせいだろうか? |
M.O.P / Warriorz |
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ストレートかつ強引なところが、M.O.Pなんだけど、この4作目もその辺は変わってない。ファンクかつR&BのりのTrackも多く、中でもいつになく多数のTrackをProduceしているPremiserが良い仕事をしている。一本調子なので最後まで聞きとおすのはちょっとつらいかも。 |
Sade / Lovers Rock |
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8年振りの新作。その8年間の音楽界のムーブメントには、何の影響もうけず、以前と変わらないSadeの世界が提示されている。そういった意味では普遍性や唯一無二といった言葉が合うのだろう。サウンド的には、よりアコースティック度が強く、起伏の少ない染み入るような楽曲ばかりである。最大の魅力である声色については、いまさら解説は不要。アルバム全体が44分とまとまっているのも好感が持てる。癒し系のアルバムとしてもお勧めします。 |
Jay-Z / Dynasty Roc La Familia (2000 - ) |
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一応、Jaz-Zのとっては5作目となるアルバム。前のアルバムでVolシリーズは終わりだったので、新展開を期待したのだが、"Dynasty"という名称のJay-Zファミリー(たぶんメンバーはJay-Z,
Beanie Siegel, Memphis Bleek, Amilの4人)のお披露目的な作品となっている。MajorなProducerを迎えず、メンバーのいつものままなので、最先端のHip-Hopとはいかないが、Jay-Zだけあって一定の品質には仕上がっている。 |
K-Ci & JoJo / X |
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歌ものSoulの王道を行くHailey兄弟の1年ぶりの作品。ゲスト無し、Producer色無し(Producerは一人(一組)ほぼ一曲)でメインはまさにVocal。JoJoの頑張りによるものか、声色が全体的にワイルドになった気がする。シングルカットされた4以外にグッとくる曲があと2-3曲欲しい。なお、12の後半にJodeciによる隠しTrackがあるので要注意。2001年Release予定のJodeciのアルバムにも期待しましょう。 |
Mystikal / Let's Get Ready |
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No limitを離脱してからの初ソロなんだけど、これがなかなかの出来ばえ。独特のしわがれ声というかダミ声でグイグイ迫ってくる。Neptunesをはじめ多様なProducerを起用しているが、みなさん、うまい具合にMystikalを料理している。そして根底に流れるのはファンク。3DのCDジャケットも素敵です。 |
Erykah Badu / Mama's Gun |
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デビュー作以来の2年ぶりの2作目。ライブでの盛り上がりとは裏腹に、アルバムのほうは内省的でもの静かな印象。そしてJazzyでところどころFuncky。Rootsの?luv,
James Poyser, Jay Dee, Roy Hargrove(Horn)などの豪華な演奏陣のアコースティック度の高いBack
Trackを土台にきっちりと自己の世界を確立しているところはさすが。貫禄も感じます。ちょっとまとまりすぎかも。 |
Wu-Tang Clan / The W |
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ここ1-2年、メンバーのソロが頻発(どれもこれもハイレベル)されてきたWu-Tangだが、グループとしては3年ぶりの3作目。デビュー作のオーラを期待するには無理があるが、こちらもハイレベルな作品をDropしてきた。全体感はひとことでいえばストレートでややシリアス。音数の少なくシンプルなループのBack
Trackの上に、RZA(ほとんどのTrackをProduce)独特の世界が展開されている。なお、逃走中のODBは1曲のみ参加。 |
R. Kelly / Tp-2.com |
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タイトル的には、大作であり商業的にも成功した前作(12Play)の続編かと思ってしまうが、どちらかといったら散漫だった前作に比べると、中身のグッと詰まったアルバムになっている。また、ほとんど全てのtrackを自身でProduce,Wtiringしていることもアルバムとしてのまとまりも良い。スロー中心の構成で各々の曲そのものがQualityが高くて、Song
Writingの才能も感じさせる。中世的な声も個人的には嫌いじゃないです。 |
Talib Kweli & Hi Tek / Reflection Eternal |
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アルバムタイトルになっている"Reflection Eternal"というのは、この2人組のユニット名で1997にはシングルデビューしていたのだが、途中"Bkack
Starr"での活動をはさんで初アルバムをリリースしてきた。全般的に抑え目で渋いできで、破綻や華といったものは感じられない。Guest陣もなんとなく埋没してしまってる。ただ、じっくり聴くと個々のスキルの高さが見えてくるように思える。 |
Keith Sweat / Didn't See Me Coming |
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もうデビューから13年だそうで自分の位置を確固たるものとしているKeith Sweatの新作。最近の作品のレベルの高さを今回も持続していて高品質なアルバムになっている。曲はスロー中心で奇をてらわずストレートな作りで、適度に配されたGuest陣も、アルバムにうまく溶け込んでいる。それにしてもR.
kellyにしてもKeith SweatにしてもCDのジャケット写真はどうにかならないんでしょうか。 |
Outkast / Stankonia |
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最近話題の南部/中西部を代表するデュオOutkastの2作目。南部/中西部いっても決して土着的であったり、アーシーであったりはしない。サウンドの特徴は猥雑でにぎやか、そしてかなりファンク。ループなど決めどころで使われているAndre3000のボーカルも悪くない。そのAndreの元彼女のErykah
Baduとの共演曲もスピード感があってgoof。なお、Producer TeamのEarthtone IIIとはメンバーの2人にDavid Sheatsを加えた3人組。 |
Changing Faces / Visit Me |
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女性Duoの3年ぶりの3作目。見た目はセクシー系だけど中身は実力派。Back Track的にはオーソドックスだが、スローからアップなものまで説得力あるかつ迫力あるVocalで引き込まれる。HyperCDというものになっているがWeb
SiteにあるBonus Videoにアクセスことができるだけ。 |
Guru / Jazzmatazz Streetsoul |
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GuruのJazzMatazz第3弾。前2作と比べるとアルバムタイトルにあるようにソウル色が強まり、ジャズテイストは薄れたが生音感覚はそのまま。超豪華なGuest陣を自身と定番Producerたちがうまくまとめた大人向けのHip-Hopといえる。適度にRapと歌が混ざり合っていて、良くも悪くも破綻の無い統一感のあるアルバム。個人的にはこういうの好きです。 |
Black Eyed Peas / Bridging The Gap |
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前作がかなりの話題となったBEPだが、2年ぶりの当アルバムの印象は、まともになったなあという感じ。つまりBEPらしい特異性は若干失われてように思える。それでも、個々のTrackは面白いものばかり。客演陣の中では、Macy
Grayのが一番良かった。最後に隠しトラックがあるのでご注意を。 |
Kandi / Hey Kandi... |
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Excape解散後もTLCやDestiny's Chinldなどへの楽曲提供(TLC "No Scrub"ではGrammy受賞)し、裏方的な仕事が多かったKandiだが、解散後2年たってのソロデビュー作。ボーイフレンドのShe'kspere(既に別れているらしい?)を全面的にProducerにむかえ、今様のR&Bに仕上がっている。TLC的リズミカルなTrackから、スローまでバラエティ豊かでBack
Trackも意外にも適度に斬新。安心して聞ける1枚。 |
Wyclef Jean / The Ecleftic 2 Sides II A Book |
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個人活動状態が続くFugeesよりWyclef Jeanの2作目。そこのところが、ネタとして1曲目のスキットにも使われている。曲的には前作よりラテン風味は若干後退。ただ、前作"The
Carnival"にも"2"があるようなので、別路線ということなのだろう。シリアスでシニカルな風潮の曲も目立つが、有名/無名のGiestを含めて、とにかくバラエティ豊かなAlbum。Yossouとのduetなど結構泣かされます。 |
De La Soul / Art Official Intelligence : Mosaic Thump |
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なんと4年ぶりの5作目。3枚シリーズの1つ目ということで、2,3作目は2001年の予定となっている。シリアスなtrackも少なくないが、全体的にはパーティー感覚の強い作品で理屈抜きで楽しめる。大物Guestを多用しつつも、De
La Souk としての個性はより確固たるものとなっていて、一つ一つのTrackのクオリティの高いものとなっている。 |
James Carter / Layin' In The Cut |
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James Carterは現在Jazz界で、わざわざCDを買おうという気になる数少ないSax奏者。今回は2枚同時リリースなのだが、こちらはアバンギャルドなほう。(ちなみにもう一方はジャンゴ
ラインハルトへのトリビュート)。Personelからも判るようにオリジナルの全編エレクトリックジャズ。激しく強引なファンクは聴き応え十分。 |
Mary Mary / Thankful |
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最近ジャンルとしてすっかり定着した感のあるアーバンゴスペル界から女性デュオのデビュー作。ポップなアップテンポ曲からサウンド的にもゴスペル色の強いトラックまで幅広く、馴染みやすい曲ばかりだが、しみじみと奥深い味わいも。R&Bとして聴いても及第点以上のアルバムです。 |
Beenie Man / Art & Life |
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現在のレゲエを代表するトップアーティストの一人Beenie Manの最新作。2面性をもったアルバムになっていて、一つは今のキングストンのダンスホール
サウンドを堪能できること。もう一面は数々の異ジャンルからのGuestとの共演を楽しめること。これらが混ざり合って全体的にここちよいグルーブを醸し出している。 |
Busta Rhymes / Anarchy |
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きわものの多いRap界でも、とりわけ個性の強いキャクターの持ち主Bustaがハイテンションでせまる第4弾。但し、前半は押さえ気味で地味めなTrackを配し、後半からラストにかけてグイグイと押しまくる巧みな構成はキャラクターだけの存在ではないことを証明してくれる。実験的なTrackも少なくないので集中して聴きましょう。それにしてもRapのアルバムってどうして曲数がこんなに多いんだろう? |
Jill Scott / Who Is Jill Scott? Words And Soumds Vol. 1 |
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The RootsやCommonとの共演で実力を見せはじめたJill Scottのデビュー作。もともとポエトリーリーディングをしてたそうで、そんな曲も含まれており、Lyricも全曲彼女自身によるもの。アルバム全体の印象を一言で言うとジャジーでメロー。そんな雰囲気を決定付けてるのは出身地フィラデルフィア人脈のA
Touch Of Jazzの面々によるProduceによるところが大きい。秋の夜長にお薦めします。 |
Jurassic 5 / Quality Control |
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LAのRap Groupの待望のメジャーデビュー作。もともと2MC + 1DJ構成だった2Groupが合体してできたGroupなので、MCが4人もいて、ユニゾンしたりかけあいしたりのオールドスクール的集団MC芸を繰り広げる。他の特徴はシンプルでネタの消化具合が絶妙なこと。理屈抜きで楽しめるアルバムです。 |
Carl Thomas / Emotional |
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Bad Boy所属のCarl Thomasのデビュー作。とはいっても10年のキャリアのある人らしく、新人とは思えない調和のとれたアルバム。多くのプロデューサーを起用しているが全体的に違和感もないし、6曲でサンプリングを用いてるのだが、うまく曲に溶け込ませるのに成功している。スロー中心でじっくりと唄いあげるタイプなので秋向きかも。 |
Slum Village / Fantastoc,Vol. 2 |
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今をときめくProducer "Jay Dee"を中心とする3人組のアルバムだけに期待度◎。グループとしては実質的には1枚目のアルバム。内容はというと、全般的にはシンプルで渋いといった感じ。キャッチーなリフや起伏に欠けるので20曲74分は長いかも。じっくりとJay
Deeのプロダクションを味わいましょう。 |
Kelly Price / Mirror Mirror |
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これで2作目のKelly Priceだが、正統派女性Soul Vocalのトップグループにいることは間違いない。Deepだが決して暑苦しくないVocalは耳に馴染みやすいし表現力は一級品。曲調はPopなものからバラッドまでとバラエティに富んでいるがアルバム全体でのまとまりもよい。遊び心も軽く散りばめられていて万人にお薦めできます。 |
DJ Quik / Balance & Options |
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この人のSoundの特徴は軽妙でノリのよいところなんだけど、このアルバムではSoundは一本太くなった。ファンク調のTrackも多く,トークボックスも数曲で用いられ、RogerへのRespectも感じられる。そのほかにもバラエティに富んでいて20曲、70分以上というToo
Muchさを全く感じさせないほどよくできたアルバム。キャッチーなリフは相変わらずで、Voval入りのTrackも多いので”Rapはどうも”という人にも薦めます。 |
Lucy Pearl / Lucy Pearl |
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Tomy Toni ToneのRaphael Saadiq,昨年解散したA Tribe Called QuestのAli Shaheed,元En
VogueのDwan Robinsonによる今年最注目のUnit。こういう唄ものHipp-Hopが筆者としては最も好みなので、大変気に入っている。Hip-hopからDance Number,
Rockっぽいハードなものその他硬軟とりませているが、各TrackのQualityが高くてかっこよく、アルバム全体としてもまとまりがある。まずは聴いてください。 |
Lynden David Hall / The Other Side |
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UK SoulのLynden David Hallの2作目。しかし、UK的なトーンはあまり感じられない。ほとんどの曲を自作自演しており、音数の少なく洗練されリラックスしている楽曲からは70年代SOULへの憧憬を強く感じる。ファンキーな曲やブルージーな曲も含み、統一感の高いアルバムになっている。よく比較されるD'angeloとの違いは、D'angeloほど泥臭くないところか。 |
Toni Braxton / The Heat |
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最近良いことのなかったToni Braxtonの新作。ゆったり目の曲を中心にしっとりとせつなく唄いあげる。女性の情念を感じさせるようなVocalである。主役はあくまでもToniのVocalだが、スパニッッシュ/ラテン風の曲やDre,Left-EyeのRap、今風のリズムも控えめに取り入れていて適度にバラエティに富んだ構成になっている。 |
Dwayne Wiggins / Eyes Never Lie |
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トニ トニ トニのギタリスト Dwayne Wigginsのソロ作。もちろん彼のGuitarが全編にわたってfeatureされていて、そのためにSoulというカテゴリーでは推し量れないような、つまりRockっぽくのりのよいTrackも少なくない。内容はCDジャケットの風貌からは想像できないほどストレート。ギター40%,Track40%,Vocal20%くらいのweightで聴くとちょうどよいかも。 |
Rah Digga / Dirty Harriet |
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美形の女性MC Rah Diggaのソロ作。MCとしてのスキルはかなりのもので、声も低く太く力強くて説得力をもっている。Flipmode Squadで行動をともにするBusta
RhymesをExecutive Producer に迎えており、オーソドックスな中にも独特のヒネリの加わったTrackが多い。 |
Joe / My Name Is Joe |
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客演やproduce業で忙しかったのか約3年ぶりのJoeのアルバム。ほとんどがスロー、バラードという構成で、1曲1曲がとても丁寧に作られている。多くのProducerを迎え、Timbaland風の曲も織り交ぜつつも、オーソドックスで安定した仕上がり。JoeのVocalは熱唱型でなくもソウルフルで完成度の高い作品と言える。 |
Ghost Dog:Way Of The Samurai The Album |
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ジム ジャームッシュ監督映画にインスパイアされて作成されたアルバム。RZAが中心となり、Wu-tang clanからの人材を配している。ワンコード、ワンループのいわゆるハードコアヒップホップな曲が多いが、ほとんどのtrackにVocalが入っていることもあり、飽きずに聴くことが出来る。RZAの実力をあらためて感じさせてくれる作品。 |
Byron Stingily / Club Stories |
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Byron Stingily 2年ぶりの2作目。ハウスに位置付けられている人であり、確かにそれっぽいtrackもあるが、全般的にキャッチーなリフでブラスを多用した華やかなディスコっぽいtrackが多く、誰にでも聴きやすいのりのいいアルバム。ただ、ファルセット使いなので、そこのところの好き嫌いはあるかもしれない。 |
LTJ Bukem / Journey Inwards |
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LTJ Bukem個人名としての初ソロは2枚組となった。Bukemといえば、ドラブンベースなのだが、純粋なドラムンベース曲はわずか。全体的にはスペーシーで疾走感のある曲が多く、生音バンドをベースにしていてBukemのパーソナリティのようなものが表現されている。フルート入りのJazz
FunkっぽいTrackやVocalをフィーチャーしたR&B曲などもあり、先人へのRespectも感じられる。 |
Elisha La'Verne / Change Your Way |
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UKソウルのElisha La'Verneの3作目は、日英米のProducerによる日本制作盤。1曲のアコースティックギターをバックにしたバラードでオヤと思ったが、その後はPopな曲やミディアム,スローと続く。声色がやさしく心地よくて、唄い方は比較的フラット、決してディープではない。バックトラックにも適度に新しめの音が取り入れられている。最後に隠しトラックがあるので要注意。 |
Laurnea / II |
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後期のArreted Developmentにも在籍していたLaueneaの第2作目。1曲のカバー以外は自作。Popで適度にクール、ところどころソウルフルなアルバムに仕上がっている。歌声はストレートだったり囁きぽかったりでバラエティにとんでおり、バックトラックは今風の音を使っていてなかなか聴かせてくれる。なお、3曲をproduceしてるDJ
KemitはLaurneaのだんなさん。日本制作なので輸入盤は当分なさそう。 |
Ghostface Killah / Supreme Clientele |
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昨年後半から続くWu-tangメンバーによるソロ作ラッシュだが、ついにGhostdace Killahも4年ぶりに登場。目新しいところは無いが、サンプリング+RapというHip-Hopの基本に忠実な作品。Wu-tangのメンバー、特にRZAの仕事振りがめを引く。ちょっと高音でタフなGhostdace
KillahのRapはもちろんハマっている。 |
Common / Like Water For Chocolate |
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Commonの新作は、今のところ今年一番といえる作品。TitleのLike Water For Chocolateは後に映画化もされたメキシコの小説で、映画のほうにインスパイアされたとのこと。とにかく、Back
Trackが全てすばらしく、78分近い大作だが長さが気にならない。Soulquarianという今回限り(?)のProducer Teamによる形をとっているが、中でもJay
Deeが多くの曲でProduceしていて、Q-tipの新作に続いて、高レベルを維持していて完成度の高さに貢献している。Common自身はバトルMCとしての影はひそめ,より内省的になった気がする。 |
Amel Larrieux / Infinite Possibilites |
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Groove TheoryのVoだったAmel Larrieuxのソロデビュー作。Groove Theory後、多様なmusicianとの共演/客演をこなしてきた彼女だけに、どのような内容か期待されたが、ソフトでライトなTrackに淡々と、ときには瑞々しい歌声をかぶせている。夫のLaruとで、全曲作詞/作曲/Produceを行っており、統一感の高いアルバムになっているが、個々の曲も良い出来に仕上がっている。 |
Trin-I-Tee 5-7 / Spiritual Love |
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女性ゴスペルグループTrin-i-tee 5:7の2nd Album。前作からメンバーが一人入れ替わったが、相変わらずゴスペル色が薄く、R&Bよりで、アップテンポの曲が増えた分、その傾向が増したといえる。サウンド的にも新しめの音を適度に取り入れていれて、安定して楽しめるアルバムとなっている。 |
D'angelo / Voodoo |
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D'Angeloは現在R&B/Hip-Hopの男性ソロアーティストでは突出した存在だと思う。約4年ぶりのこのアルバムでは、自作自演でほとんどが自分自身によるproduceで多くのinstrumentもこなしており、本人もその憧憬を公言しているPrinceからの影響を強く感じる。できあがったTrackはPrinceのアルバムほどの振幅は無いが、RawでDeepなSoundには惹きつけられるものがある。 |