Site Contents  News


Black Music Album Best 50
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998

CD Review
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
2004
2003
2002
2001
2000
1999
1998

Reggae & Jazz

Live Shot

Hip-Hop Magazine Review

planet.KY home




  Grammy Nominees / Winners  (only Black Music)
2024 The 66th  2023 The 65th  2022 The 64th  2021 The 63rd  2000 The 62nd  2019 The 61st  2018 The 60th  2017 The 59th  2016 The 58th  2015 The 57th  2014 The 56th  2013 The 55th  2012 The 54th  2011 The 53rd  2010 The 52nd  2009 The 51st  2008 The 50th  2007 The 49th  2006 The 48th  2005 The 47th  2004 The 46th  2003 The 45th  2002 The 44th  2001 The 43rd  2000 The 42nd
 Latest CD Reviews
 
Jon Batiste / World Music Radio
[Jon Batiste / World Music Radio] 映画"Soul"のサントラとGrammy3部門受賞の前作で、一躍、Popular Music Fieldでも名声を得たJon Batisteの2年ぶりの作品。66th Grammyでは6部門にノミネートされている。Janelle Monaeの新作は汎アフリカを目指したものだったが、こちらはアリバムタイトルが示すように、より広い世界をカバーしようとする意気込みが感じられる。Jazz, Soul, Blues, Funkに軸足を置きつつ、Country、African, Raggae, K-PopやMichael Jacsonっぽい曲など様々。これらを、これもタイトルにあるようにRadio DJが繋ぐような構成としている。Guest陣もNewJeans, Kenny Gなど、そんなアルバムの特徴に沿った人たちが呼ばれている。2023年9月に来日したときのライブにも行ったが、本当に多彩で芸達者でピュアな印象を受けた。また、個人的にはStevie WonderやK'naanあたりと近いものを感じたりもしている。
Travis Scott / UTOPIA
[Travis Scott / UTOPIA] 自身主催のフェスで死亡事故を起こし、当時の対応も良くなかったこともあって、ここ3年、活動が自粛気味になることを余儀なくされたTravis Scottの5年ぶりとなる4th Album。満を持してのリリースであり、中身も濃い大作となっている。デビュー時からKanye Westとの類似性は認識されていて、前作では路線変更の傾向も見られたが、当作では元に戻り、さらにはKanye のYeezusへの参照性が強くみられる。ただ、Kanyeで耳が馴らされたせいか、あまりリスナーを突き放した感覚はない。全体的に、不穏で仰々しい雰囲気に覆われているが、個々のトラックのクオリティは高く、多彩であり、また、そのKanyeも含めて、制作陣やGuestもかなり豪華なので、聴きごたえは十分すぎるほど。音楽シーンでのKanyeの不在感は完全に埋めてると思う。

Janelle Monáe / The Age Of Pleasure
[Janelle Monáe / The Age Of Pleasure] 前作あたりで女性R&B Vocalの実力トップに上り詰めた感もあるJanelle Monáeの5年ぶり4作目。当作も、クオリティの高さを見せているが、長めにインターバルをとっていることが、好影響になってると思う。制作は引き続き、Nate "Rocket" Wonder,が中心となり、相性の良さが良くわかるが、アルバムの全体感はガラッと変わっていて、レゲエ/ダンスホールやアフリカ的なリズムの曲が大半を占めており、純粋なR&B曲は無い。そのぶん、アーシーで、US以外の世界まで取り込んでいく意欲が感じられ、それはSean Kutiをはじめとするゲスト陣のセレクションにも現れている。リズミカルでノリの良いが多数であり、快楽的なLyricも相俟って、コンセプト的には、一味違うパーティーアルバムを目指しているようだ。

Cleo Sol / Heaven
[Cleo Sol / Heaven] Cleo Solの2年ぶり3作目。ただ、この直後に4作目の"Gold"もリリースされている。前作より、引き続き、全曲、Infloが制作を担当し、Acoustic楽器中心の静謐で穏やかな曲ばかりで、ゆったりとした温かみのある印象を受ける。Neo-Soulというよりも、よりプリミティブが70年代のシンガーソングライターっぽい、印象が強い。Vocalも、柔らかく抑えが効いたもので、包み込むような感じで癒しを与えてくれるもので、秋の夜にちょうど良さそうだ。

Dinner Party / Enigmatic Society
[Dinner Party / Enigmatic Society] Terrace Martin, Robert Glasper, Kamasi Washington, 9th Wonderの4人によるユニット、Dinner Partyの3年ぶりのアルバム。正式にユニット名をDinner Partyにしたようだ。引き続き、9曲24分強という短めの作品で、全体感としては、大分Neo-Soul寄りになってる。その分、豪華Jazz Musician3人の主張は抑え気味でちょっと勿体ない気もする。④⑦のみInstrumental曲で、残り7曲は全て男性のVocal Guestを迎えており、そのせいか、あまり華やかさみたいなものは無いが、緩やかな印象の曲も多い。制作はTerrace Martin主導であり、彼の好みが反映されているのかもしれない。

Victoria Monét / Jaguar II
[Victoria Monét / Jaguar II] EPだった前作の続編となるVictoria Monétの今回はフルアルバム。メジャーからのデビューアルバムでもある。引き続きメインでのProduceはD'Mileが担当し、70年代っぽいところも残す現代的で手堅いR&B作に仕上がっている。Trackの構成はアップ~ミディアム~スローとバランス良く、穏やかで懐かしい感じの曲も多いので、とても聴き易い。唄は抑え気味で、声がやわらかく透明感があるので、一層、心地よく感じる。Guestのほうは、お馴染みLucky Dayeとの相性の良さもさることながら、Buju BantonやなんとEW&Fと意外なところからの参加も面白い。

Young Fathers / Heavy Heavy
[Young Fathers / Heacy Heavy] Young Fathersの約5年振りとなる4作目。周りとの交流が少なく、一種独特な作風を保ってきたチームだが、そこは引き続き、維持されている。ただ、Hip-Hop, Grime色は少し薄れて、メンバー2人の出自であるAfrica音楽からの影響が色濃くなっている。これにパンクやインダストリアルっぽいロックなど様々なジャンルが加わったようなサウンドに、3人によるVocal, Chorusが加わって、まさに彼らならではのアルバムとなっている。制作もメンバー中心で、ちょっとローファイなところもあるが、アップで高揚感の感じられる曲も多い。

Noname / Sundial
[Noname / Sundial] 前作はセルフリリースだったが、今度はレーベルからのリリースとなるNonameの2作目。サウンドは、バンドによるJazz色が一層強く基調となっている。加えて、Latin, Neo Soul, Trap, Funkなども塗されており、Gospelっぽいコーラスも2曲ほど。参加制作陣多数ではある、統一感は保たれていて、全体的な印象はスムースでムーディーなものとなっている。これにNonameの穏やかに諭すようなSpoken WordっぽいRapや唄がのっかるところは、今まで通り。ただ、そんなTrackの半面、Lyricは社会性を帯びた物が多いのが特徴的。同郷のSaba, Commonなどのサポートもあり、また、Jay Electronicaによる落ち着いたRapとの相性も良い。

Yazmin Lacey / Voice Notes
[Yazmin Lacey / Voice Notes] UK中部の出身でLondonで活動するSinger, Song Writer、Yazmin Laceyの初フルアルバム。Gilles Petersonにフックアップされ、Jorja Smith, Jordan Rakei, Alpha Mistなど若手アーティストとのコラボや、3枚のEPリリースを経て、アルバムデビューに至っている。33歳と決して若くはないが、当作を聴くと、既に自身のスタイルを得ていることが判る。全体の印象としては、穏やかなネオソウルで、UKのProducerによるスローなTrackにJazz, Raggae, Bosaなどが入り交じり、ゆったりと落ち着いた空気が流れる。Erykah Baduから毒気を取り除いた感じでもある。Yaminの声は柔らかく、語りかけるような唄がサウンドに溶け込んでいる。

El Michles Affiar & Black Thought / Glorious Game
[El Michles Affiar & Black Thought / Glorious Game] ファンク系の2人インスト・ユニット、El Michels Affiairとご存じThe Roots所属のRapper, Black Thoughtのコラボ作。Black Thoughtにとっては昨年のDanger Mouseに続く共作である。前者の中心人物であるLeon MichelsがメインでProduceしている。Wu-Tangとのコラボ諸作で慣らしたのか、TrackはストレートなHip-Hopを、バンドで再現しており、、Black Thoughtもやりやすかったのか、うまく馴染んでいて、一体感がつたわってくる。特に⑤〰⑧あたりのファンクでメローな曲が気持ち良く聴ける。

 
Upcoming
 
  Email: info@planetKY.com
Copyright © 1998-2023 planet.KY. All rights reserved.