Mayer Hawthorneのソロデビュー作。 Athletic Mic LeagueやNow OnといったHip-HopグループのメンバーでもあるMayerのソロプロジェクトという位置づけだ。サウンドのほうは、それとは対照的に70年前後のSoulを忠実に再現するようなアプローチをとっている。Raphael
SaadiqのThe Way I See Itに通ずるものがあるが、Raphaelのほうが自身の音としての表現が強く、逆にMayerのほうが当時の音楽への忠実度が高いように思える。ただ、白人かつ唄が上手いわけではないこともあって、ディープさには欠けるは仕方ない。そのぶん軽快な感じで、決して悪くはない。ほぼMayer本人による曲やTrackもレベル高く、手作り感もたっぷりで、期待を超える作品になっている。