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Nas / King's Desease
[Nas / King's Desease]

Ariana Gramde / Positions
[Aroana Grande / Positions] Ariana Grandeの6作目。前作から、1年8カ月と少し間が空いた気もするが、それでもデビュー以来、コンスタントにアルバムをリリースできてるのは人気・実力とも得ている故だろう。つらい経験を経ての前2作に比べると、当作は、だいぶ、穏やかな印象のアルバムになっていて、スロー曲が多めではあるが、メディアムなポップの数曲では。やはりArianaらしさが感じられる。Produceはお馴染みのTommy Brownがメインとなっているが、LA在住の日本人DJ, Shintaro YasudaもThe Weekndが参加したスロージャム⑤の制作に加わっている。27歳になったこともあり、少女から大人の女性への成長が一段落したと思える作品である。

Robin Thicke / On Earth, And In Heaven
[Robin Thicke / On Earth, And In Heaven] 今やBlue Eyed Soulの第一人者ともいえるRobin Thickeの7年ぶりの7作目。今回、チャラさは捨てて、穏やかで爽やかな印象の作品になっている。ラテン、ボッサ、プリンスっぽいファンク、ソウルフルなバラードやJazzyなバラードなど曲ごとに様々なジャンルの曲が散りばめられている。美メロ曲が多く、また、全てにおいてTrackはうるさすぎず、Robin Thickeのファルセット多用のVocalもあっさりとしているので、ゆったりとした気分で聴くことができる。①なんかしみじみとして本当に良いと思う。オリジナリティ云々や新奇性は忘れて、心地よい楽曲に身を委ねましょうというアルバム。

Lil Baby / My Turn
[Lil Baby / My Turn] ATL出身、24歳(リリース時点では23歳)のRapper, Lil Babyの2nd。2020/2にリリースされ、チャート1位を獲得し、2020年で最もストリーミング再生されたアルバムにもなっている。本格的なArtist活動は2017年あたりからとのことだが、地元のQuality Controlと契約し、スキルを磨いての今回のブレイクとなっている。南部らしいTrapにシリアスなトーンが合わさった、ゆったりとしたTrackが多く、ストリングやPianoの楽器やAutotuneなども効果的に使われている。ゲスト参加しているLil Wayneにも通じるゆるめの半分唄うようなフローが特徴的。ただ、FutureやそのLil Wayneとの攻めの⑥⑩やPopな⑦などでは趣向を変えていて、多彩なところも魅せている。

Jon Batiste / We Are
[Jon Batiste / We Are] Disney映画"Soul"'(日本だとソウルフル・ワールド)で2021年のGloden GloveのBest Score Motion Pictureを受賞したり、CoachのFall 2021 Collectionに登場したり、はたまたTVショーのハウスバンドのリーダーをつとめたりと、ちょっとした時の人になっているJon BatisteのR&B作。New Orleans出身でJazz Pianistとしても活躍しており、34歳ということで既に経歴も豊かな人である。当アルバムは、そんな背景からの想像を裏切らない、Old Soulの逸品となっている。ソウル、ファンク、ブルースあたりがベースになったアーシーなサウンドを基本に、①などはマーチングバンドやゴスペルを交えた荘厳な曲だし、Trombone Shortyを招いた⑥はJazzyで洒落ていてカッコ良い。続く⑦はPianoメインのJazz Instrumental曲、⑧はHot 8 Bras Bandを迎えたメローなナンバー、⑧はMavis Staplesによるモノローグと中盤で変化をつけている。

Alicia Keys / ALICIA
[Alicia Keys / ALICIA] Alicia Keysの4年振り7作目。前作に引き続き、原点回帰的な意味合いがCDタイトルに込められてる気もするが、最後の2曲⑭⑮あたりで、そんな志しが垣間見える。サウンドはR&Bが軸となり、Latin風味な曲や、Jill Scottがモノローグで参加するJazzyな⑬などが彩りが加えている。また、アップ~ミディアム~スローがバランスよく配され、少し冒険しているTrackもあったりしている。GuestはSinger限定だが、中盤のSmpha, Miquel, Khalidとの共演は一つの目玉かもしれないし、声質の似たSnoh Aalegraとの⑫もしっとりと染みてくる。唄の表現力については、今更という感じだが、安定の域に達していると思う。

Th1rt3en and Pharoahe Monch / A Magnificent Day For An Exorcism
[Th1rt3en and Pharoahe Monch / A Magnificent Day For An Exorcism] Pharoahe Monchがロック畑の Daru Jones(ds), Marcus Marchado(g)と組んだトリオ、Th1rt3enの1st アルバム。前者はJack White, 後者はAnderson.Paakなどとの共演で知られた人のようだ。基本的トーンはストレート気味のロックをベースに、Monchが緩急取り混ぜだRapを繰り広げたもの。これに加え、⑫ではメロー、⑬では静謐で穏やかな唄がフィーチャーされている。Lyricのほうは大量消費主義、政治腐敗、警察の横暴、人種不平等などシリアスなテーマが多く、これをMonchが説き伏せるようなフローと、時に唄とで訴えかけてきている。

Kiana Ledé / Kiki
[Kiana Ledé / Kiki] Phoenix出身、23歳のSinger, Kiana Ledéが2020年の自身の誕生日にリリースしたデビューアルバム。14歳の時に動画サイト主催のKidz Star USA talent Competitionにて、Winnerとなって、RCAと契約後、シングルをリリースするまでは良かったが、その後は女優としての活動が目立った人で、最近になってRepublicに移籍し、第2のデビューに至った。ちなみにタイトルは子供の時のニックネームでジャケットに写っているのは生家だそう。そんなプライベート感の高い作品であるが、高音は透明感があって少女っぽく、中低音では落ち着きが感じられるKianaのVocalが特に素晴らしい。Trackは演奏とところどころのサンプリングによって構成されたオーソドックスなもの。ミディアム~スロー中心に、時にPop、時に懐かしい感じであり、KianaのVocalの引き立て役にまわっている。17曲と曲数多めだが、Vocal Guestを多めに配して、変化をつけている。

Jazmine Sullivan / Heaux Tales
[Jazmine Sullivan / Heaux Tales] Jazmine Sullivanの約6年ぶりの4作目。ダイエットに成功したそうで、ジャケットを見ると顔がシュッとして、若返ったように思える。(といっても、まだ33歳)。そんなジャケットからは手抜き感を感じるが、内容も、良い意味で抜きがあり、敢えて最小限の伴奏で最大限のグルーブを醸し出している。Guiterが効果的で、生楽器の強みを活かしたゆったりとしたTrackに、Jazmineの力強いVocalが何とも心地よく、癖になる。出自であるGospelの影響も唄いまわしやコーラスで強く感じることができる。14曲中6曲はInterrude的な女性によるモノローグになっていて、自己肯定のようなことが語られており、全体としてはコンセプチャルな作品になっている。ただ音楽面だけでもクオリティは相当高いと思うし、個人的には、かなりハマっている。

John Legend / Bigger Love
[John Legend / Bigger Love] 黒人初のEGOTウイナーとなったJohn Legendの2年ぶり7作目。2020年夏にリリースされている。前作の企画物のクリスマスアルバムでもExecutive ProducerだったRaphael Saadiqとの再度のタッグで、この領域ではまさに鉄板の組み合わせによる充実した作品に仕上がっている。奇をてらわず、メロディと唄を主人公としており、これを盛り上げるようなミディアム~スロー中心のオーソドックスでどの時代にも通用するようなTrackも好感が持てる。また、ちょっとアップなAnderson.Paakによる④なども、キャッチーなメロディで楽しめるし、Rapsodyとともに故Kobeに捧げた⑬なども染みてくる。まさに王道ソウルアルバムといえる。相変わらずのJohn Legend節で唄いあげ、揺蕩うような大きな愛で包んでくれる、そんなアルバムである。
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