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 Latest CD Reviews
 
Janelle Monae / Dirty Computer
[Janella Monae / Dirty Computer] 女優業も好調なJanelle Monaeの4年半ぶり3作目。前作までの組曲作品と違い、新しいコンセプトでの作品。制作陣は引き続きWondaland ファミリーの盟友Nate "Rocket" WonderとChuck Lightningが中心となっており、豊饒なサウンドを紡ぎだしている。晩年のPrinceと交流があったとのことで、GMあたりがPrinceっぽい曲になっている。他にもPopでFunkでノリの良い曲が多く、それだけでも単純に楽しめるが、Lyricのメッセージ性は強い。また、なんとBrian WilsonがOpening曲でビーチボーイズっぽいコーラスでを聴かせてくれている。

Migos / Culture II
Migosの1年振り、3作目。2017年のHip-Hopを代表することとなった前作からの続作ということになる。好調さを維持しつつ短いインターバルでのなんと2枚組リリースなのだが、Producerは、ツアーDJのDJ Durelとメンバーの一人Quavoが中心であり、ツアーをしながら短時間でレコーディングしていったようだ。なので、渾身のアルバムというより、絶頂期の記録と考えたほうが良いのかもしれない。ただ、クセになる3連Rapに3人のコンビネーションの良さは相変わらず。、単調気味な作品ではあるが、サウスのメジャーどころが勢揃いしたようなゲスト陣が適度なアクセントを加えている。

Craog Davod / The Time Is Now
[Craig David / The Time Is Now] 前作がヒットしたCraig Davidの7作目。1年4カ月という短いインターバルでのリリースである。軽快でノリの良いPopを全編で繰り広げている。ClubやEDMを取り入れたアップな曲が多数で、それに哀愁感のあるミディアム〜スローも取り混ぜている。3分前後の短めの曲が、どんどん切り替わっていくので、非常に小気味よい。ただ、全体的には同じような印象の曲が少なくいが、逆に統一感がとれてるとも言えるか。30台後半にして、この若々しさはさすが。

Black Panther The Album
[Black Panther / The Album] マーベル映画"Black Panther"にインスパイアされたKendrick Lamarが制作したアルバム。ただ、サントラは別にあって、このアルバムからも一部は映画に使われている。ほぼ全曲に関わっているKendrickの新作と言っても良いレベルで、Producer陣もお馴染みの面々だ。映画の舞台であるアフリカの音楽を大きくフィーチャーしているのが特長で、南アフリカのRapper, Singerを4人ゲストに迎えていて、ZuluでのRapも披露している。いつものKendrickのアルバムの雰囲気は薄目で、メローで大らかな曲が多く、バラエティに富んだ構成になっている。特にSZAとのAなんか素晴らしい。

Meshell Ndegeocello / Ventriloquiam
[Meshell Ndegeocello / Ventriloquism] Meshell Ndegeocelloの4年ぶりの作品にして、初のカヴァーアルバム。Bruno Marsの24K Magicをただのコピーだとして批判したMeshellが、Cover作とは面白い。しかし、こちらはオリジナルのイメージが残らない、全く印象の違った曲に作り替え、自分のものにしているのは流石の一言。独特の世界観を持つMeshellならではだ。4人編成のバンドによるTrackに、静謐で茫洋としたサウンドとCoolなVocalという組み合わせはいつも通り。1982年から1995年あたりのR&B作が元になるが、既に30年経過しているのに驚いてしまう。

Drake / More Life
[Drake / More Life] お馴染みDrakeの1年振りの作品。本人はAlbumとMixtapeの間に位置するPlaylistと表現しており、22曲81分と、今までになくバラエティに富んだ作品になっている。特に前半はPopで聴きやすい曲も多数。GrimeよりSkepta、GiggsやNana RoguesみたいなUKのProducerが加わったり、NigeriaのDJ, Black CoffeeやMoodymann、Hiatus Kaiyoteを引用したりと、おいしいところを取り入れている。その代わりに盟友Noah "40" Shebib参加曲は減っている。後半になると、Drakeらしいアンビエントで茫洋としてダウナーのものが増えてくるが、前作から引き続きのダンスホールっぽい曲も。また、RapはGuestに任せ、本人はいよいよほぼ唄のみになってしまった。Playlistとはいえ、流しっぱなしにしては勿体ない作品である。

Daniel Caesar / Freudian
[Daniel Caesar / Freudian] CanadaはTronto出身の23歳、Daniel Caesarのデビューアルバム。アコースティックバンドによるミディアム〜スロー中心の構成で、Neo Soulや90年代のOrganic Soulに茫洋感を加えたサウンドが心地よく、リラックスして聴ける。さらにはアンニョイで内省的な部分も。ゆったりとしたTrackに、ファルセット多めのDanielの唄という建付けも良いが、4人の個性的な女性Vocal Guestとの絡みが素晴らしい。Canada出身で以前からのコンビのMatthew BurnettとJordan EvansによるProduceも安定感を紡ぎだしている。ちなみにタイトルのFreudianとはフロイト派のことだそうだ。

Justin Timberlake / Man Of The Woods
[Justin Timberlake / Man Of The Woods] Justin Timberlakeのなんと5年ぶりのオリジナル作。今までの作品とは大分趣が違って、尖がったTrackは1曲ぐらい。代わりに聞きやすく、Popな曲がメインとなっている。特に後半になるに従い、穏やかでアーシーな雰囲気となり、最後は本人の二人の子供の声がはいった曲で締めくくっている。サウンド的には、R&B, Rockに加え、Countryっぽいアレンジもあり、わかりやすいメロディーがほとんど。ProduceはTimbalandの出番は控えめで、Neptunesの二人が半数以上を占め、いかにもなPopでノリの良い曲を提供している。

Future / HNDRXX
[Future / HNDRXX] 2017年2月に2週連続で配信アルバムをリリースしたFutureのこれは2週目のほう。2作品で連続1位を獲得していて、これは史上初らしい。今までのようなサウスっぽさはあまりなく、Popで聴きやすい作品になっている。アンビエントなスロー曲は確かに多いが、本人が唄っている曲もほとんどで、明るい曲やメローな曲など含め、全体感として大分R&B寄りで、いつになくバラエティに富んでいる。また、本人がパーソナルな作品といっているように、Lyricは内省的なものが多い。

Jessie Ware / Glasshouse
[Jessie Ware / Glasshouse] UKの歌姫Jessie Wareの3年ぶりとなる3作目。前作以降、幼馴染(JのタイトルとなっているSamさん)との結婚、出産と私生活での順調さを持ち込んだような穏やかで落ち着いた作品である。曲もスロー中心で包み込むようで揺蕩うような暖かさを感じさせるものが多く、今まで以上に普遍的なVocalアルバムに仕上がっている。Jessieのささやくようなシーツ声の艶も増して、美メロとの相性も良く、耳に心地よい。Ed Sheeran参加のJなんか、ほんと、沁みてくる。
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