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 Latest CD Reviews
 
Kehlani / SweetSexy Savage
[Kehlani / SweetSexySavage] Oakland出身の女性R&B Singer, Kehlaniの初physical作。Mixtapeでのグラミーノミネートを経てのメジャーデビューである。全身タトゥーに、黒人とは言い切れないような多様な混血ということもあり、型にはまらないような音楽かという先入観もあったが、それほどでもなく、やや低体温気味の今どきのR&B作品である。序盤はPopな曲が続くが、中盤より茫洋とした静謐なスロー曲に切り替わる。Trackも、今どきではあるが、騒がしくなく、キュートなKehlaniの歌声を引き立ててると思う。

Migos / CULTURE
[Migos / CULTURE] ATL出身の親戚3人によるHip-Hop Act, Migosの2作目にして、大ブレイク作。Cの替え歌をSNSに乗せるのが流行ったようで、このアルバムもチャート1位を獲得している。南部の一大潮流となったTrapの2017年を代表する作品になっており、Zaytovenなど、そっち系のProducerによるシンプルなTrackが特徴的である。それだけでなく、3人組の特徴を活かした掛け合いというか合いの手というかで、独特で絶妙な間を作り出しており、これがやみつきになる。

John Legend / Darkness And Light
[John Legend / Darkness And Light] 3年振りとなるJohn Legendの5作目。Alabama Shakesの出世作"Sound & Color"をProduceしたBlake Millsに制作を任せており、いつものR&Bとはまた違った印象が目新しい。固めのBass音が特徴的なアコースティックで太めのバンドサウンドに、Organ, Strings, Horns, PresussionをところどころフィーチャーしたTrackはそれだけでも聴き応え十分。そのうえで、John Legendが硬軟取り混ぜ、自由に唄いあげている。良メロディーのしみじみとした曲も多く、味わいがある。

Joey Bada$$ / All-Amerikkkan Bada$$
[Joey Bada$$ / All-Amerikkkan Bada$$] Joey Bada$$の2年振り2作目。90年代イーストコーストのHip-Hopを受けついでいる人で、DJ Khahliliや身内のKirk Knightなどによるサウンドは、ハードコアでストレートなものもあるが、全体的にはメロウでスムースでPop。それだけでも十分に楽しめるのだが、Lyricsのほうは、とってもポリティカルで現状の黒人社会の状況を憂い、怒りを体制にぶつけており、本人も若い世代が意見を主張することが重要と言っている。それに加え、Rapスキルは一層高まっていて、22歳とは思えない落ち着きを示している。

Valerie June / The Order Of Time
[Vlarelie June / The Order Of Time] テネシー出身でアメリカーナのSinger, Valerie Juneの2作目。全曲のWritingも担当している。CD Jacketの雰囲気とはまるで違って、Roots MusicにR&B, Blues, Folk, CountryをMixしたような比較的ゆったりとした素朴な曲によって構成されている。ところどころ管楽器を用いたバンド編成による静謐なTrackに、Valerieの揺蕩うような、やわらかい声が心地よく、穏やかな気持ちになれる。音楽的志向は全然違うはErykah Baduの唄を思い起こさせる。

Wale / Shine
[Wale / Shine] Waleの2年ぶり5作目。Producerはほぼ一新されたが、前作からの流れを踏襲している。冒頭では唄中心かと思ったが、後半はRapに比重を移している。それにしてもバラエティに富んだ作品で、アンビエント、ラテン、サウス、ストレートなHip-Hop、Popな曲、スローでメローな曲と様々。曲ごとにProducerが違って、Guestも多数ではあるが、散漫になることなく、凝った曲が多くただただ面白い。ゆるめのだみ声Rapも相変わらずで、味わい深く聴けます。

Mary J Blige / Sterngth Of A Woman
企画物やサントラが続いてたMary J BilgeのHip-Hop Soul回帰作。若手中堅が懐古的な作風やアンビエントな方向に流れる中で、40代半ばのベテランがストリート感覚あふれる今どきのR&Bを展開していて、なかなか爽快だ。以前のMaryのような痛々しい印象は微塵もなく、最初から最後まで力強く感情のこもったVocalで引っ張っている。Upな曲、Jazzっぽい曲、しっとりしたスローと構成もバラエティに富んでいる。良曲揃いだが、 特にKaytranada+Badbadnotgood ProduceのKなどは、クールでリズムに凝っていて面白いと思う。

Omar / Love In Beats
[Omar ./ Love In Beats] Omarの5年ぶりのアルバム。PianoやHornなどをアクセントにおいたJazzyなバンドサウンドはひたすら、お洒落で瑞々しくてメロウ。WaltzやBossaっぽいTrackもあるが、全体的には70年代ソウルを今風に解釈した印象。ゆったりした曲を中心にしつつ、抑制の効いたアップな曲もあって、なかなか都会的であり、バーなどでかかっていると良い感じになりそう。FloacistやLeon Wareとの共演も的を得ているし、Omarらしく、丹念に丁寧につくられた作品だということが判る。

Hidden Figures The Album
[Hidden Figures The Album ] NASAの3人の黒人系女性スタッフの活躍を描いた映画の挿入歌集。ちなみにサントラは別にある。Pharrelが全曲Peoduceし、ほとんどの曲にSingerとしても参加しているので、Pharrellのアルバムと言ってよい。3人のうちの1人を演じているJanell Monaeを含め、豪華な女性SingerをGuestに迎えた華やかな作品でもある。映画が映す時代に合わせた60年代R&BにGodpel要素を加えたようなサウンドで、Pharrellなりに洗練させたPopで楽しい作品になっている。日本でも公開されるようなので是非見てみたいものだ。

Anthony Hamilton / What I'm Feelin'
[Anthony Hamilton / What I'm Feelin'] 企画ものだった前作を挟んで5年振りとなるAnthony Hamiltonの7枚目のスタジオ作。2016初夏のリリースである。聴きながらまだまだ若々しいなぁと思ってたら、アルバムリリース時で45歳と意外と若く、そう意味では渋さに年齢が追い付いてきたということだろう。スロー曲中心で落ち着きのある曲がほとんど。沁みてくるような曲が多めで、抜群の安定感を見せている。教会出身だけあって、それっぽいタイトルの曲も多いが、曲調としてはGospelということはなく、いつもの無骨なR&B一直線な作品である。
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