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 Latest CD Reviews
 
Lloyd / King Of Hearts
[Lloyd / King Of Hearts] Interscopeに移籍後初のリリースとなるLloydの4作目。Pollow Da Donの全面Produceによる、今時のR&B作品である。既聴感のあるTrackもあるが、アップからバラード、トランス風に、サザンマナー曲と意外とバラエティに富んでいる。そこのこれぞナヨ声というべきLloydのVocalが乗っかってくるのだが、どの曲にもそれなりにマッチしている。他の若手同様、MJっぽいシーンもある。Guest陣を適度にちりばめ、アクセントをつける工夫もされていて、十分に聴けるアルバムである。

Danny Brown / XXX
[Danny Brown / XXX] DetroitのMC, Danny Brownの2011年の作品。Spin誌では2011年のベストアルバムとされている。当初はレーベルよりMixTapeでリリースされ、2012年になってCD化された。Detroitということで、身内のProducerによるエレクトロな雰囲気のTrackに、Danny Brownの高めの声のややコミカルなRapが乗ってくる。自身の経験に基づくDrugもののLyricが特徴的。特に尖がってるわけでもなく、捉えどころの無い、これぞUnderroundというアルバムだ。

Meshell Ndegeocello / Weather
[Meshell Ndegeocello / Weather] Singer / BasistのMeshell Ndegeocello、2年ぶりの作品。わが道を行きつつ、幅広い音楽性を持ち、コンセプチャルなアルバムを製作する人だが、今回は、Singer Songwriter / ProducerのJoe Henryの全面Produceを任せ、本人はほぼ歌い手に専念している。内省的で静謐、語りかけるように唄うMeshellの特徴を良く活かすような、ゆったり目で音数の少ない曲がほとんど。ジャンル分けを拒むような、オリジナルな世界を展開しているが、Meshellに唄はきちんと耳に届いてくる。

Lil B / I'm Gay
[Lil B / I'm Gay] Downloadのみでリリースし続けるベイエリアのRapper, Lil Bのアルバム。一時、公式にFree Download可能だったが、現時点(2012/4)ではNGになっている。サンプリング中心のTrackにLil Bのrapのみという、オールドスタイルな構成ながら、選曲のセンスは良い。逆に社会を風刺したLyricのほうが特徴的だ。20代前半ながら、落ち着いたフローで、煽るわけでなく、語りかけてくるような感じ。なお、ここでいう"gay"とは"幸せな"という意味だそうです。

Anthony Hamilton / Back To Love
[Anthony Hamilton / Back To Love] 前作に続きチャートアクションも好調なAnthony Hamiltonの二年ぶりとなる6作目。いつものようなヒリヒリ感満載の作品。スロー中心の渋くて染みるTrackが主体というのもいつものとおり。Babyfaceが3曲でProduceしているのは意外だが、全く馴染んでいる。ファルセットも使ってりして、抑えた歌唱でじっくり聴かせてくれるるが、若返ったような気もする瞬間も。本当、Qualityの落ちない人です。

The Roots / Undun
[Te Roots / Undun] John LegendやBetty Wrightなど他アーティストとのコラボーレションも活発で継続して制作意欲の高いRootsの1年半ぶりの作品。Album Creditによると現在は8人編成らしい。今回はRedford Stephensという人の反省をフィクションとして描いたコンセプトアルバム。なのでSound Trackのような雰囲気を持ち、ラスト4曲による組曲はインストのみとなっている。唄とRapはほぼ半々で、ストイックで暗めな印象やざらつき感は前作と同様。40分弱ということも合って、なかなか濃密な作品である。

Mary J. Blige / My Life II... The Journey Continiues (Act 1)
[Mary J. Blige / My Life II... The Journey Continiues (Act 1)] Mary J. Blijeのデビュー10作目。名作といわれる2作目"My Life"の続きというべきか。中堅どころ+定評のあるProducerを起用し、どのTrackも完成度がかなり高い。サウンド面での目新しさは無いが、それは最近のR&Bに全て当てはまること。唄のほうはメロディ志向なのか、悲愴感が消え、透明感というか瑞々しさも漂い、ここにきて進化と貫禄を見せる。アップからスローまでと曲調も多様で、Guestも豪華なので、聴き応え十分なアルバム。

The Weeknd / House Of Baloons
[The Weeknd / house Of Baloons] エチオピア系カナダ人、Abel Tesfayeによるソロユニット, The Weekndによるmixtape。2011年にリリースされた3部作の2つ目。2012/3/17現在、自身のサイトからDownloadできる。同じカナダ人であるDrakeのサポートを得ているとのことで、音楽界全体でのチルウエイブ, ダウンテンポの流れに与するような、ぎりぎりR&Bのハウス, ダブステップを取り入れたゆったりめのTrackは内省的で幻想的だ。ファルセットを取り入れた唄い方もR&Bというよりロックに近い。LyricはDrug, Sexにも及び、こちらは厭世的な印象を受ける。

Big Sean / Finally Famous
[Big Sean / Finallly Famous] 2007年にKanye WestにHookされた、デトロイトのRapper, Big Seanのデビューアルバム。KanyeのG.O.O.D.レーベルからのリリースとなる。ここ2-3年の新人Rapperの特徴である内省的、ダウナーな印象は、ほぼ無くて、アルバム全体としてポップである意味従来型。ノリの良い曲が多く、聴き易い。No I.D.が半数以上のTrackに関わり、そんな雰囲気を作り出している。Big SeanのRapは唄パートも多くで、強い個性は感じられないが、その分、豪華Guest陣で盛り上げている。

Betty Wright and The Roots / Betty Wright: The Movie
[Betty Wright and The Roots / Betty Wright: The Movie] ベテランR&BシンガーBetty Wrightの10年ぶりのアルバム。その間も客演やGrammyノミネーションなどもあって、ブランクを感じさせない作品である。もう一方の主役はThe RootsでJohn Legend, Booker-Tと続くR&B畑のArtistとのコラボレーションをバックバンドに徹して成功させている。Betty Wrightの唄は、成熟して渋みはましているものの、まだまだ枯れては無く、アップ〜ミディアム〜スローと緩急自在にノリ良くこなしている。SnoopやLil Wayneとの競演も意外にマッチしていいて、ゆったりとくつろいで聴ける良曲揃いの作品です。
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