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 Latest CD Reviews
 
Kanye West / Jesus Is King
[Kanye West / Jesus Is King] 1年ぶりとなるKanye Westの8作目。前作のレビューで”Gospelへの憧憬も見え隠れしている。"と書いたが、今回は、本格的なGospel作になっており、Lyricは全編にわたって、宗教ものになっている。今年から行っているSunday Service という神に祈りを捧げるProjectで使った曲をまとめたものである。ただ、Trackのほうは、Rapも散りばめ、Kanyeらしい面白さが詰め込まれており、前作同様、初期のころにもどったようなメロディアスな曲が続くので、無宗教な自分も楽しめた。

Post Malone / Hollywood's Bleeding
[Post Malone / Hollywood's Bleeding] Post Maloneの1年振り3作目。勢いのあるアーティストが売れるアルバムを作りました、という感じで、チャートアクションも絶好調。前作よりさらに聴きやすく、メロディアスでPopになり、CなんかBruno Marsが唄っても良さそう。簡単に言うとR&Bよりのロックに数曲Hip-Hopのゲストが華を添えているという感じか。本人もRapはほんの一部だけだ。せつなさとアンビエントで茫洋としたところを併せ持つところは前作同様で、このへんが若者に受けてるところであろう。

PJ Morton / Paul
[PJ Morton / Paul] New Orleans出身のR&Bシンガー、PJ Mortonの2年ぶりのアルバム。CD Titleに本人の1st nameを冠して、Song Writing, Produceをほぼ本人がこなしている。Maroon5のメンバーとしても著名な人でGrammyの常連でもあるが、今回、初めてじっくりと聴きました。雰囲気や唄い口は初期のJohn Legendに似てる印象で、オーソドックスかつ温もりのあるR&B作品になっていて、New OrleansらしいバウンスやKanyeっぽい早回しVocalがアクセントになっている。後半の女性VocalとのDuetも聴きどころと言えそうだ。

Rapsody / Eve
[Rapsody / Eve] Rapsodyの2年振り3作目。前2作がGrammyにノミネートされ、実力は折り紙付き。今作は彼女のヒーローである黒人女性たちにInspireされた作品で、曲ごとにArtist, 活動家から2Pacのお母さんまでと幅広い人々の名前が付けられいる。Lyricも当然女性に視点を当てていて、コンセプチャルかつコンシャスな大作と言ってよい。Producer陣は前作と変わらずで、Trackは前作路線のメロウなソウルや Jazzyな曲から、ストレートなHip-Hop,変化球的な作品とバラエティーの富んでいて、サンプリングも効果的。Guest陣(なんとD'angeloも参加)も様々。ちなみにalbumタイトルはMのGuestのQueen Latifahに相談して決めたらしい。きりっとしたCDジャケットのお顔も素敵です。

Blood Orange / Angel's Pulse
[Blood Orange / Angel's Pulse] Blood Orangeの、これはMixtape集。高評価だった前作の流れで作った曲を集めたもののようだ。その前作よりも、さらにパーソナルな印象であり、ProduceだけでなくMixまで本人が手掛けている。メロウで耽美的なゆったりとした曲が並ぶのも前作同様だ。ただLyricは日常を唄っているものが多く、CDジャケットもそんな感じになっている。今回もGuestが豪華だが、ArcaやToro Y Moiなど、ジャンルレスなところから、今を代表する人が参加している。曲数は14曲と多めだが、短い曲が切れ目なく繋がっていて、Mixtapeの割にはまとまりが良い作品だ。

Chance The Rapper / The Big Day
[Chance The Rapper / The Big Day] Chance the Rapper初の正式アルバム。ひとつ前のMix TapeであるColoring Bookより3年ぶりとなる。満を持してのはずなのだが、世の中の評価はいまいち芳しくない。自身の結婚式のDJプレイにインスパイアされた内容とのことで、多幸感や長尺なところが受け入れられなかったのか。ただ、今まで以上にPopで、ノリが良い作品になっているのも事実である。Shaen Mendes, Randy Newman, Death Cab for Cutieなどジャンルを超えたGuest陣に、Gospel, Soul, Step, Houseなど曲調も幅広く、かなり楽しめるとも思う。Produceは、引き続き、自身も所属するThe Social Experimentの仲間が中心で、心地よいTrackが多くなっている。

Common / Let Love
[Common / Let Love] Commonの3年ぶり11作目。レーベルを移籍してのリリースとなるが、Produceは前作同様、Carriem Rigginsが担当している。タイトルにあるように、様々なものへのLoveをテーマにしている。なので、全体的に落ち着いた穏やかな曲が多く、曲調もJazz, R&Bベースのスローなもの中心となる。Trackも楽器による温かみのある演奏が主体となる。Neo Soul, Gospelっぽいものもあるが、逆にHip-Hop色が強いなのはCF2曲くらい。豪華なVocal Guestもハイトーンで静かにしっとりと唄っている。

Elle Varner / Ellevation
Elle Varner / Ellevation] Elle Varnerのデビュー作以来となる7年振りのアルバム。RCAからeOneに移り、Produceも父Jimmy Varnerが中心となってたりして、こじんまりとしたのかなとも思われたが、佳曲ぞろいで、うまくまとまった作品となっている。Trackはスロー&メローで、90年代オーソドックスなものが中心となる。透きとおった声で、しっとりと揺蕩うように唄うElleのVocalが大変心地よい。Wale, RapsodyといったGuestも、なかなか通好みで良いと思う。

Tyler, The Creator / Igor
[Tyler, The Creator / Igor] Tyler, The Creatorの2年振り5作目。主人公(Igor)の恋愛(失恋)を題材にしたストーリー性のあるアルバムになっている。切なく、女々しいところもあるLyricは今まで以上に判りやすく、生身の人間に訴える、ある意味万人受けも可能な作品でもある。よれた感じが特徴的なRapは少な目で、Lyricに合わせた抒情的なメロディが重視されている。上物はそんな感じだが、ベースとなるTrackはしっかりHip-Hopなところが面白い。客演もしているKanye Westの世界に少し近づいたのかなとと思う。

Denzel Curry / Zuu
[Denzel Curry / Zuu] 出身地Carol Cityの俗称をタイトルにしたDenzal Curryの3作目。その出身地への想いがメインコンセプトとなる地元レペゼン作となっている。Miamiの近くということもあり、まさにサウスでバウンシーなアルバムである。30分弱と短めながら、地元の若手ProduceによるTrackは、様々な曲調で、クオリティも高い。どれも低音が強調されているところが特徴的だ。DenzelのRapは若々しく力強くて、サウスの勢いを感じさせてくれる。
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